強がらなくてもいい。
私の家は、貧乏でした。
子供の頃は、オンボロ長屋で暮らしていました。
恥ずかしくて、友達に知られたくなかった。
貧乏だ、卑しい出なのだと思われたくなくて、小学生の頃の「余り物を貰うためのジャンケン」にも参加できなかった。
安物のデザインの悪い服しか買ってもらえず、私服で出歩くこともできなかった。
人目を気にして生きてきました。
元々の性格なのか、環境が原因なのかは分かりませんが、私は自己肯定感の低い人間なのだろうと思います。
そのため、攻撃をされることを恐れるあまりに強がって生きてきました。
可愛くない子供だったと思います。
それが原因で、いじめられたこともありました。
教師に、可愛げがないと疎まれたこともありました。
馬鹿にされたくない。
蔑まれたくない。
舐められたくなかった、舐められたら負け、と思ってきました。
ですが、最近は少し考えが変わったように思います。
仕事で悩みを抱え、年度末に同僚に電話で泣きながら話したあの夜の出来事。
それから、ハラスメントでの悩みを上司に相談し、すんなりと受け入れられ対処してもらえたこと。
優しい言葉で、励ましてもらいました。
辛い時は、泣いて弱音を吐いたっていいんだよと言ってくれました。
また、私のキャラではないような悩みに対し、決して笑わず耳を傾け、解決に力を貸してくれました。
そんなキャラじゃない。
私は気の強い人間だと思われている。
だって、舐められないようにそう振る舞って生きてきたから。
弱い人間だと知られたら、攻撃の対象にされてしまうから。
だから、今まで誰にも相談などせず何でも自力で解決してきました。
ハラスメントも、過去にはもっと酷いものもありました。
嫌な思いをしながらも、それでも独りで解決してきました。
でも、ふたりの人間に弱みを見せ、力になってもらい…
何かを失うどころか、私には、頼れる人ができました^_^
そのことで、ふたりにからかわれることも馬鹿にされることもなく…。
むしろさらけ出したことで、以前より(お互いに)親しみやすくなったように思います。
片意地はらなくたっていい。
信頼できる人には、弱みを見せてもいいんだ、ということを教えてもらいました。
それに、よく考えたら…
強がって生きてきたけど、見事にからかわれました(ハラスメント)ものね、私…!!!(笑)
隠せているつもりでも、分かる人には分かってしまっているのかもしれません。
そして、相談させてもらったふたりの人も、見抜いていたからこそ力になってくれたのかも。
私のキャラで、セクハラに悩んでいるとか……
…ないと思うと、思うのです。
だから、周りの他の同僚も(私が本当に嫌がっているのを知って)驚いていたのだと思います。
でも、そんな、誰が決めたかも分からないような「キャラ」なんて、かなぐり捨ててもいいことを今回の件では教えてもらいました^_^
長年染み付いているもので、「気の強さ」を演じてしまうことをやめることはなかなか難しく(もはやそれが演技なのかどうかも定かではありませんが…)、つい強めの切り返しをしてしまいます。
私は、(自分で言うのも何ですが)なかなか個性的な発想をしているらしく、そういう部分を気に入る人も一定数いるため、面白がられ…
そんな私に、そういう想定外のリアクションが好きな人達が寄ってきてしまいます。
そして、一部の人に、おかしなからかわれ方をするため、また強めに切り返し…。
この負のループから、抜け出したいと思っています。
「からかわれるのは、愛嬌があるから」
そんなことを(フォローで)言われもしましたが…^_^;
エ?本当に???^_^;
…繊細なので、どうかもう私をからかわないでください(笑)。
そう言わなくても、からかわれなくなるようになれるといいです。
自己肯定感が低いことは、必ずしも悪いことだとは思っていないのです。
ただ、それが低いことを知られたくない、弱みは絶対に見せられない…という発想からくる言動に問題があると自己分析しています。
何にせよ、私が苦しまず気持ちをラクに生きられれば、何だっていいのです。
そしてそれが、難しいのです。
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